私の欲望とドールマリアさんからの要望に突き動かされて、クレモンティーヌ風お衣装を完成させます。
ゲームで「大胆な」と称されたのは、なんといっても、あの肩が丸見えのデザイン……。
普通のお洋服から、胸から上、肩の部分をざっくり切ったイメージで型紙を作りました。
↓そこで、できた形がこれ。
まだリボンをつけていませんが、なかなかいい感じです。
↓スカートを合わせてみた……かわいいです(〃ω〃)
↓ジャケットを羽織ってみてもいい感じ^ ^
さすがお人形になったマリアさん……。
不器用な努力賞が作る未完成の服でも見事に着こなしてくれます……。
これにリボンをつけていきます。
原作通りに考えると、袖口の部分とざっくり空いた「大胆な」部分にリボンを巻いて、蝶結びでギュッと縛っているイメージだと思うのですが、それをそのまま三次元にするのは不可能ではないかと思われます。(※1)
リアルな着付けの方が上手くすればよく見えるかもしれませんが、不器用だと蝶結びをかわいくするのは非常に難しいです。
不器用でも簡単に扱えるようにしたい……。
昔遊んでいたお人形のお洋服はマジックテープで子供でも簡単に着脱できるようになっていたと思うのです。
ドールマリアさんがはじめに着ていた戦闘服のタイも↓こんな感じで、結びのところはフェイクになっています。
今回のクレモンティーヌ風のお洋服も、これにならってリボンを作りました。
↓スカートは赤い布から、円を切り出して作ります。
↓何度か失敗しつつも、なんとか形になったクレモンティーヌコーデがこちら……。
完成〜( ´ ▽ ` )♪
……と思ったけど、何か足りません。
裸足です!!Σ(゚д゚lll)
さすがに靴は作れん!と思い、アマゾンでリカちゃん用の靴を買います。(※2)
リカちゃんの靴って、半透明みたいになっていたりして、お洋服以上に現実と違うんですよね……。
↓半透明の靴を履いたクレモンティーヌ……。
うーん……(;´д`)
そこで思いついたのが靴を塗ることでした。
美術やアートにかぶれていたときに買ったアクリル絵の具があったはず……。
あれなら、ソフビにも色が乗るのでは??
そこで再び、文明の利器・スマホを繰っていろいろ調べたのですが、ソフビにアクリル絵の具だけだと色は乗るけど、擦れたりすると簡単に色が剥げたりすることがわかりました。
どうするか……。
ここで登場するのが、以前にも紹介した凶悪な液体。プラモデル塗装用の溶剤です。
溶剤とアクリル絵の具を混ぜて、リカちゃんの靴に塗ります。
↓ついでに、ピンク色だったスニーカーも白に塗り替えてみました。
さらりと書いたけど、この溶剤はかなり凶悪です。
揮発して引火する可能性があるので、使用中は換気必須だし、火を使ってはいけません。
残った分を保管するときも厳重密閉です。
素手で触るのも危険……。
↓靴を塗るのに使用した筆はこうなりました( ; ; )
この薬品を扱う前に、使用方法を解説している動画を見て、その主の人が「道具は使い捨て」と言っていて、そのときはピンときていなかったけど、使ってみてようやくわかりました。
こういうことだったんですね……。
恐るべし溶剤……(ーー;)
↓そんなこんなで完成したクレモンティーヌ風コーデがこちら。
及第点!及第点です!!(〃ω〃)
……前から見れば。
実はこのスカート、後ろ側を失敗して、ウェストのベルト部分をとめても、お尻(パンツ)が丸見えになります。
これは円の角度を360度から少し減らして作成していて、シルエット的には設定資料集にあったクレモンティーヌに近いのですが……。
実はもう1着、360度全円のものもできて、そちらは普通に着られるものの、私がイメージしたクレモンティーヌのシルエットと微妙に食い違うのです……。
さらに3着目、作り直そうかとも思ったけど、どのようにしたらそういう失敗をせずに済むのか手探り状態だったこともあり、気力が切れてしまいました……ガックシ。
お尻が見えちゃう方はこのとき以来、着てないけど、全円で作って上手くいった方は今でも愛用しています。
(単に普段着用のお洋服が足りてないだけでもある……)
ちなみに、この頃は……波縫いしかできませんでした。
初心者は波縫いしかできないのよ、うふふ……(^^;;
※1 そもそも肩丸見えのデザイン自体、人間が自由に動き回れないと思うのですが、ドールでも腕を動かすとリボンが解けてしまう……。歌謡ショウでもゲームの通りのデザインではなかったと思います。
※2 ドールマリアさんはジェニーちゃんと同じボディですが、下着(パンツ)と靴はリカちゃんと同じものが使えます。ノーパンもかわいそうなので、このあと、3枚セットのリカちゃん用パンツも買ったのですが、なんとそのうちの1枚はヒヨコちゃんパンツでした……。お尻の方にでっかいヒヨコちゃんの絵が描いてあるの……。