ドールマリアと暮らしています。

ドールマリアとの暮らしを綴る日記風ブログです。

「年忘れ!歳忘れ!?な人たち」へ行った話・その2

サクラ大戦歌謡ショウから飛び出したダンディ商会さんの年末イベントへ行った話。
前回はチケットをとって準備をするまでを書きました。
今回は、いよいよイベント当日のお話です。

↓前回の記事

sakuma1903ria-dialy.hatenablog.com

 

29日、麗さんがゲスト出演される昼夜公演のチケットを入手し、こっそりドールマリアさんと一緒に観るべく鞄を準備したまでが前回。

当日は快晴でした。寒かったですが、よく晴れた冬の空でした。

昼公演は最前列で観られます。

せっかく麗さんを最前列で観られる機会を無駄にすまいと、前日夜に手荷物の準備を済ませてありました。
観劇中、お腹が空いて気が散ったら嫌なので、いつもは食べない朝ご飯も食べました。

準備万端です!(^^)!

……と思ったけど、浅草まで行くための電車を調べていなかったので、思ったより遅めに着きました……。

開演には余裕を持って間に合ったのでよかった。

 

↓劇場前についたときに撮った写真。

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よく見たら快晴じゃないですね。ちょっと曇ってる^_^;

心の中は快晴ということで……。

 

まだまだコロナっぽい情勢ではありましたが、仲見世通りはけっこう人出がありました。
キモオタの摺り足で小走りしつつ、人の合間を通り抜けて劇場へ向かいました。

 

9月は配信組だったので、この劇場は初めてでした。
最初、入り口が分からなかった(笑)
チケットへの記名と接触確認アプリを確認して熱をはかってもらい、問題がなければ入場です!
熱は手首で計測していましたが、私はなぜか昼夜ともエラーになってしまい、おでこでの計測となりました……。
お手数をおかけいたしました……。

 

自分の席を探して着席します。
さすが最前列です。かなりステージに近い。すこし見上げる感じになるでしょうか……。
コロナ警戒中ということで、座席はひとつずつ空席になっています。
事前にダンディ商会さんのサイトで注意事項を確認したのですが、隣の空席は荷物置きにしていいとのことだったので、脱いだコートなどを置きました。
あんまり置いてる人いなかったような気がするけど……。
鞄はもちろん、膝の上に乗せます。

 

↓こんな感じのイメージです。実際はマスクをしたままでの観劇です。

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決してお人形との観劇を推奨したいわけではないので、小さい画像にしてみました。
隣が空席で上にタオルを掛けていたので、周りにいた人には気づかれていないと思います。
今回はサクラ大戦から派生した催しだし、麗さんゲスト回だし、ありではないけどキャラクターグッズのひとつとしておめこぼし……されないかな……ということで……。
箱から出して、振り回してウェ~~イ!とかやらなければ、周りの人の迷惑にも……ならないはずですし……モゴモゴ…………。

 

そんなこんなで、開幕。
Veloさんの語りと最近できたというダンディ商会のテーマソングで始まります。
とても乗りやすく、楽しいナンバーであります!

そして……やはり近い!!
氷上さんも近い!!

 

氷上恭子さんといえば、サクラ大戦では売店の売り子・高村椿ちゃんでお馴染みですが、私は小学生ぐらいの時にウェディングピーチをよく見ていたので、そちらのイメージもあります。
豪華だな~。こんな豪華なメンバーを最前列で観られるなんて!!
ところで舞台上からはドールマリアさんがいるの、見えているかしら……。

ドールマリアさんが入っている工具箱(※1)は半透明だから、何か抱えているのは見えても、中に入っているものまでは見えていないかもな~(^^)

そういえば、周りの人の気になるかは気をつけていたけど、舞台上からどう見えるかまでは気にし忘れていました……。

 

まあ、私は影薄いし、いろんな人々にスルーされる人種だから大丈夫だろう~(^O^)

 

……と気楽にしていたところに、事件が起こりました。
白いドレスで登場した麗さんの1曲目の歌……このイントロは……!!

「赤いカチューシャ」だ……!!
この歌はマリアさん流刑地時代におけるお母さんとのことを思い返す(?)貴重な歌です。作中ではマリアさん流刑地時代のことやご両親のことを思い返したり話したりすることはあまりなかったので。
確か、テレビアニメのときに作られた歌……。

 

こんな大事な歌をドールマリアさんと一緒に聴けるなんて……しかも生で!!……きゃあ~~(*^∇^*)!!

 

これだけでもかなりテンションが上がりました。マリアさんマリアさんな私にとっては、聴くだけでも落涙ものの歌ですよ!!

 

ところが……歌の途中で……あれ?麗さん、こっちに来たよ?(*^_^*)

 

なんと!麗さんが私の真ん前にやって来ました。

そして……あれ??なんか、麗さん、こっち見てるよ??え??え……?!∑(゚Д゚)

ど……どどど……どうしよう、どうしよう!!(゚Д゚)

 

↓私ですか?私ですか??の図。

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そうなのです。「赤いカチューシャ」の歌の途中で、観客席と目を合わせてくれるサービス(?)が……!!
どうしようと言ったって、顔を背けるのも変ですし、恥ずかしいからって席を立つわけにもいきません……。

 

ドールマリアさんと一緒に、マリアさんの人である麗さんに見つめられる、大変に貴重な体験をしました。

大人げなく連れてきたドールマリアさんを抱え込みながらあの歌詞を歌われたことで、小さい頃に報われなかった想い(※2)が少し癒やされたような気がしました。
泣きました……。

 

広井王子氏が作詞したサクラ大戦の歌は、本当に立体的ですね。

 

↓お人形の入った工具箱を抱えて泣きながら観劇する気持ち悪い大人の図。

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別にシンデレラのように王子様に見初められたわけでもなんでもなく、完全に偶然のたまたま起こった出来事でしたが、私にとっては大事件でした。
ラッキーなんてものではありません。


過去、いろいろな輝かしい人々が私の前を通り過ぎて行きました……。
子供の頃、親に連れられて行ったミュージカルなどで「俳優が客席に降りてきたときに、手を上げて○○と声をかけると握手してもらえます」とかそういう演出があるときにはだいたいスルーされたり、最後の方に「なんだお前、いたのか……」みたいな感じで、仕方なさそうに扱われたりしていました。一応、自分なりには一生懸命アピールしたのに……。

それが……この日は、なんだったんだろう……。

単なる歌のための演出だったとはいえ……。

なに?私、もうすぐ死ぬの??(;´Д`)

 

 

そんなプライレスな喜びの体験をした私は、当初の予定通り、図々しくも夜公演まで観劇して参りました……。
面白く、楽しく、しかし昼間の衝撃体験のお陰で、麗さんが歌い出しては泣き、麗さんの姿を見ては泣く気持ち悪い精神状態でした……。
今回はマリアさんとしてのご出演ではないので、そんなふうに見るのはあまり良くないのかもしれないけど、途中から麗さんかマリアさんか分からなくなってしましました……。


椅子にお座りになっているときの背中のライン!!マリアさんとおんなじです!!(T_T)

 

あの白いドレスを、ドールマリアさんにも着せてあげたら素敵だろうなあ……と思いつつも、ドレスの特徴や構造を見る冷静な頭と心は残っていませんでした……。
カーテンコールで舞台上の方に対して、屈託なく素直に思い切り手を振れたのも人生で初めてでありました。舞台上の俳優さんがどれだけ好きでも「こっちを見てくれた?!」なんて楽しい勘違いもできないほど透明な人生を過ごしてきました。この日は大変に大変に、貴重な体験をしました。
(麗さんからは、箱の中にドールマリアさんがいるの、お見えになったかしら……)
夜公演はアリーナ席の真ん中ぐらいの列でしたが、とても音響がよかったです。

本当にありがとうございました……。

 

そんな笑いあり、涙あり、癒やしあり!!(T_T)のものすごい体験をして外に出ると、すっかり夜が降りていました。

五重塔がライトアップされていました。

次回は「年忘れ!歳忘れ!?な人たち」へ行った話の最終回として、昼夜公演の間に浅草観光した記録を残したいと思います。

 

 

※1 100均で売っているものです。ドールマリアさんは27㎝ドールなのですが、私がさっと行ける範囲の100均には21㎝の物しか売っていなくて、探すのが大変でした。21㎝ぐらいだと、リカちゃんぐらいだったら入るのかな??

 

※2 こんなところで詳しくは申し上げませんが、親族関係・人間関係でいろいろある家庭でした。また、年子の上なので親などからの扱いがアレだったりもしました。もちろん、もともとコミュ障の子供だったのもあるけど。