今回は、2022年のクリスマスドレスを作ったお話です。
↓クリスマスの記事
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2021年はかわいらしさと温かさを併せ持つ街角サンタを目指して作ってみたわけですが、2022年はもう少しエレガンス方面で、室内パーティで着るようなドレスを作ってみたいと思っていました。
エレガンスといえば……やはりマーメイドドレス……(///V///)
マーメイドドレス……長身でバランスのよい体型のマリアさんには、とてもよく似合いそうです……ムフフ……ムフフ……(*^w^*)
……ということで……
↓考えてみたのはこんな感じのドレスです。
私の個人的な妄想を含む意見ですが、マリアさんには襟の付いたお洋服がとてもよく似合うと思うのです。なので、今回のドレスも肩が隠れていたり首元まで布で覆われたりしているデザインにしようかとも思ったのですが、せっかく室内パーティードレスですので、大胆に……!!(///V///)……してみることにしました。
クリスマスシーズンですし、それだけだと寒々しい感じもするかと思い、ケープもつけてみよう!……そうだ、手袋!!……と……不器用者の初心者のくせにどんどんアイテムを付け足し……付け足し……(^_^;
マリアさんのお洋服を妄想するのは楽しいですね……(*^V^*)
さあ、まずはマーメイドドレスの型紙作りからです。
マーメイドタイプのスカートは初めて作ります。
荒木さわ子さんという方の「型紙の教科書」(※1)という本をよく型紙作りの参考にしているのですが、今回もそこにあったマーメイドスカートの型紙の作り方を参照してやってみます。
↓本によると……こんな形で……ロケットのような型紙を作るようです。
↓このロケット形を真ん中にして……
両脇に↑のような形の型紙を付けていけば良いらしいです……。
平面から立体を捉える頭が弱いので、正直に言うと、これで本当にマーメイドの形になるのか、よくわかりません……(^_^;)
↓生地は、コスチュームベロアを使ってみます。
↓このときに仕入れた生地です(^^)
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初めてのベロア……(*^-^*)
普通のドレスっぽくサテンの生地にしようかとも思ったのですが、ボアを取り付ける予定があったし、相性的にどうかな……と思っていたところでした。サテンは光沢があってきれいですが、少し冷たい感じもしますので……。ベロア生地は毛があるので、温かそうな感じも出ますよね、見た目的に……。
↓上で作ったロケットっぽい型紙を使って生地を裁ち、縫い合わせてみます。
やや……これは……!!
いいかもしれない!!(^^)
なんとなく、マーメイドになりそうな気配がします。
トップス部分も作成して、合体させます。
↓合体……!!
実は調子に乗って、ロケット型紙を8片ぐらい縫い合わせてしまったのですが、トップスと合わせてみたら多すぎたようで……またしても、やり直すのが大変なのでどうしよう、と悩んだ末に両端を内側に折り返して誤魔化すことにしました。……誤魔化しきれるか……??(^_^;
↓このように取り付けます。
ベロア生地ですが、どうしても毛が落ちてドールマリアさんのボディにたくさんついてしまうので、内側に無理やり白い生地をくっつけることにしました。裏地なんて素敵なもんじゃない……無理やりです……^_^;
作った後に売り出したり人にあげたりするわけではないので、とりあえず形にすることが目標です!!
↓フフフ……。
白い布にくるまっているドールマリアさん……。
ちょっとくらいなら変になっても、きっとドールマリアさんが着こなしてくれることでしょう……。
私、信じています……!!(///▽///)
↓次はボアを付けていきますよ!
2021年のクリスマスドレスのときにボアというものを初めて買って扱ってみたのですが、これがけっこう難しいんですよね。見返してみると、ボアの部分が特にけっこう下手です。
やはり人間用だからなのか、毛足が長くてハサミで切って整えていくんですけど、わりと大胆にやらないとちょうど良くならないみたいで……。
↓クリスマスらしい、丸いボンボンも取り付けます。
今回のボア部分は、もうハゲになってしまうのでは??と不安になるぐらい毛足をたくさんカットしました。
ボアが終わったら、続いて、後ろの部分を縫い閉じていきます。
今回も後ろ開きのドレスで、留めはマジックテープにしようと思ったのですが、裏地(笑)を着けたりしていたからか、想定していたよりも生地の長さが足りず……どうやらマジックテープで留める余裕はないようでした……ガーン……!!
↓そこで……こういうので留めてみることに……。
マジックテープが一番、取り付けるのも簡単だし、お洋服を着脱するのも簡単でいいと思うんですけどね……無理だったので仕方ない……。このためだけにこれまでの工程を作り直しするのは大変すぎるしな……。
リカちゃんとかのお人形の服でタカラが出しているものってマジックテープになっていたと思うんですけど、それって子供が扱ったときに着脱が簡単にできるように、ですよね、きっと。誰でも……とは言わないけど、多くの人にとって扱いやすいのって大事だと思います。子供の頃からお年寄りになっても……長く遊んでもらえる可能性を秘めています……(^^)
子供の頃に触っておしまいではなく、いつもでも長く愛されたお人形は幸せかもしれない……(///V///)(※2)
ドールマリアさんは当時のジェニーちゃんボディを持っているので、きっと製造にあたっては、そういう方向性で作られたんじゃないかと思うんですよね。このセガとのコラボによってタカラ製品のお洋服もたくさん売れるのではないかと期待されていたし、ドールマリアさん自身はいろいろなお洋服を着ることになるだろうと期待していたのではないかという……妄想です。
その後、このコラボシリーズが続かなかったところをみると、そもそも買った人が少なかったのか、買った人はいたけど箱から出さずにコレクションとして買う人が多かったのか……思ったような展開にはならなかったようですが……。発売当時の定価で買うと、わりとお高めだったと思うんですよね、箱から出して仲良しするには……。
キャラクターらしさとかわいらしさを併せ持った、とても良い表情をしているので、このお顔のまま復刻……なんて……そんなことにはならないか……絶妙に可愛らしいんだけどな……。うちのドールマリアさんは駿河屋さん経由ですが、アートフェスではこのシリーズのお人形の在庫がとんでもない激安で売られているようですし……。
世の中の「ドール好き」「ドール者」のメジャーは完全にリアルなポーズがとれることとカスタムですが、このブログでは少しでも「ポーズがとれない……だから何?!かわいいよ!!」というのをお伝えできたらと思います。
サクラ大戦を知っている人でも知らない人でも、カッ……カカカッ……カワイイ!!!!(///▽///)/// となってもらうのが目標です!!
同志の方、いらっしゃいましたら、ぜひご一報を……!!!!!
……大きく脱線しましたが……
↓試着です。
トップスとスカート部分を取り付けた際に、中心が少しズレてしまいましたね……。
でも、ちゃんとマーメイドになっているよ!!
初挑戦にしては上々ではないでしょうか??(*^-^*)
少しトップスの部分が野暮ったくなってしまいましたが……。
今回、ダーツなども入れずに簡単に作ってしまったのですが、入れた方が良かったかな……。
でも、なかなか……及第点だと思います(*^-^*)
ボアの部分も2021年バージョンよりは上手くいっています。
↓カッ……カカカッ……カワイイ!!!!(///▽///)///
着ているお洋服や写真を撮る角度などによって、微妙に表情の違いを見せつけるドールマリアさんです。
この微妙な表情の変化がマリアさんらしくもあり、ドキドキするポイントです……(変態)
↓サンタ帽子も2022年バージョンのものを新しく作りました。
2021年のサンタ帽子はケープの生地と合わせて作ったのですが、2022年バージョンはケープではなく、ドレスに合わせます。
2021年は街頭に立つ前提=ケープをつけた状態が完成形だけど、2022年は室内パーティ仕様なので、ドレスが本体でケープは羽織りの意味なので……。
続いて、ケープを作っていきます。
↓このような形を縫い合わせます。
色はドレスの色より暗い赤です。全部を同じ色にするより、アクセントがあった方がオシャレですよね(*^-^*)
↓できた!!
……と思ったけど、ドールマリアさんに実際に合わせてみたら、これではピチピチになっていましました……やり直しです、さすがに……^_^;
無駄にこっていて、前身頃のところにはぐし縫いをかけてくしゃくしゃにしてあります。
↓さあ……次は何かしら……?
手袋です。
手袋はどのようにしたらできるのか、上で触れました型紙の本にも載っていないのでネットで検索したのですが、なかなか有力なものが出てこず……(´д`)
↓見つけたのはこういう形だったのですが……
曲者でしたね、これは……。
お人形の手袋を作る用の型紙についてはいいものが見つからず、人間用の手袋を手作りするための型紙を解説している記事を見つけたので、それを参考にしたのですが……これが上手くいきませんでしたね……。
↓このように……
親指の部分を作って、本体部分と合体させて縫い付ける計画だったのですが……あまりにも細かく……(;´Д`)
裏地(笑)の布を内側に付けているから余計に難しいのではないかと思い、内側に白い布がないバージョンでもチャレンジしてみたのですが、どうしても上手くいきませんでした。いつも下手クソにしかできないときに「手縫いでやっているから様にならないのかな」とか思うこともあったのですが、これはミシンでやるのも不可能なんだろう……細かすぎて扱えない!!(;_;)
別にドレスとケープとサンタ帽があれば普通にクリスマスらしさはありますし、もう手袋はあきらめようかな……とも思ったのですが、やっぱり最初のイメージをなんとかフルコーデにしたい……ということで……
↓いろいろと考え悩んだ末に……
↓こうなりました……(;▽;)//
指がなくなり、ロボットのような手に……(´д`)
まあ、背景の戦場具合も見てくれ……一応、頑張ったんだ……頑張った……。
ドール用の手袋、なにか良い作り方ってあるのでしょうか……。
ご存じの方、いらっしゃいましたらご教示願いたいです……(白目)
大変だった2022年クリスマスコーデもラストスパートです。
もう終わりじゃないのかって……ふふふ……最後のおまけよ……。
↓タターン!!リボン!!(*^-^*)
ドレスの後ろにリボンを取り付けました!!かわいい!!
一番最初に上げましたイメージ図の写真にも端の方にリボンを取り付ける系の構想が書いてあります。左右の腰のところにリボンを取り付けて結ぶ形にしてもかわいいかと思ったのですが、正直に、かなり面倒くさいです。このベロアの生地だとバイアステープってわけにもいかないからな……ベロアがいい感じにリボン状になってくれるとも思えない……。
ということで、和装の結びを作るときと同じ感じでリボンの形を作り、縫い付けることにしました。(※3)
↓なかなかイマジネーションを要求する出来になってしまいましたが……^_^;
↓やはりリボンはつけてよかった(*^-^*)
前から見たときは後ろのリボンが見えなくて、横や後ろから見ると実はリボンが……!!!!(///▽///)……っていうのをやりたかったんですよね。
一見そうは見えなかったけど実は……!!!!っていう気づきがあるのは、実にマリアさんらしいトキメキだと思って……ンフフ……(*^w^*)
↓ケープも成功です!!
ケープは着けたときに、ちょうどリボンの上にくるようにしたかったので、これもイメージ通りです!!(*^-^*)
いろいろと思ったようにいかなかったところもありますが、全体のイメージ的にはなかなか上手くいったと思います。
これを24日の夜中までやっていたのです……大変な闘いとなりました……。
でも、ドールマリアさんが素敵に着こなしてくれているのでオールハッピーです……(///V///)
※1 こちらの本は、「型紙を自分で作り出すための本」です。ドール服を自分で作りたい!と思った方は手に取ったり、購入を検討したりした方も多いのではないかと思います。「このお洋服が作れます!」という型紙や解説が付いていたりするわけではないですが、作りたいお洋服を作るために、どういう形の型紙を作ればいいのか、なんとなく見当がつく内容です。ドールの型紙の取り方なども細かく載っていますが、私は不器用者の面倒くさがりなので、全部を本の通りにするのではなく、もっとテキトーにして作っています。型紙作りは本とネット検索を参考にしています。
※2 実際は、小さい頃のお人形の扱いって結構ヒドくて、髪が抜けまくって禿げてしまったり、なかなか大事に遊ぶのは難しいのですが……。人間と同じようにお風呂に入れてシャンプーで髪を洗った挙げ句に櫛でガシガシとかしたりしてしまうんですよね……。昔、禿げにしてしまったお人形も、なんとか植毛してあげられないかな……無理かな……。
※3 ちなみにですが、和装を作るときにはまた別の本を参考にしているので、リボン等の作り方も完全にオリジナルではありません。chimachocoさんという方の「ゆかたのドール・コーディネート・レシピ」「和のドール・コーディネート・レシピ」という本を参照しています。こちらは型紙がついているので、ほとんどそのまま作れば基本的なお着物が作れます。今回のリボンはこの本についている型紙を小さくしたイメージで小さめのリボンを作りました。「クリスマス会」のお嬢様ワンピースを作ったときの後ろのリボンも同じくです。
↓お嬢様ワンピースを作ったときのお話
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