ドールマリアと暮らしています。

ドールマリアとの暮らしを綴る日記風ブログです。

ブライダルマリアさん、その後

6月最後の週末です。
梅雨が来て、お天気が悪いです。
でも晴れた日は夏日とか猛暑日とかになって、室内の温度と湿度の管理も難しいですね。
夜寝るときが特に難しいですよね。起きている間はともかくとして……。
寝不足がツラい……。


本日は先日うちに来てくれた大きいマリアさん……桂由美ブライダルショーコラボのマリアさんの続報です。

sakuma1903ria-dialy.hatenablog.com

来てくれた日にボディの状態をざっくり確認したりして、とりあえずタキシードは洗濯をしようと思って脱がせた状態にしていました。

一番下に着ているシャツが煮染めた色みたいになっていて最も汚かったのですが、その上に着ているベストみたいなやつも少し黄ばんでいるような感じがして、タキシードのスラックスもよくよく見たら一部に白い汚れ(カビ??)がついていました。そこで、以前にドールマリアさんのお洋服をお洗濯したのと同じ方法で約一晩、浸け置きしました。

sakuma1903ria-dialy.hatenablog.com

この方法で一番外側の燕尾とパンツは気にならなくなったのですが、白いシャツとベストは思ったようにきれいにならず……そこで、オキシ漬けと同じようにオキシクリーンを溶かした水(お湯)に入れて太陽の光に当ててみました。その頃はまだ梅雨入り前で晴れた日も多かったです。

ご覧ください、このビフォー・アフター!

ビフォー(※以前の記事に載せたのと同じ写真です)

アフター

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驚きの白さ!

別のシャツみたいですね(^_^;

 

あと、写真にも写らないし少しすれば時間とともに改善するかと思ったので前回の記事でも言及しなかったと思うのですが、実はものすごく気になっていたのがニオイでした。
届いたときの箱を開けたその時から、なにやらハーバルショップや百貨店などのハーバルグッズ売場のニオイをもっとケミカルな感じにしてドロッとさせたみたいなニオイがかなり強くしていました。すごく説明が難しいニオイで……。最初に感じるのはハーバルショップっぽいような気がするんだけど、どうも、もうちょっとケミカルっぽいような……。
これが顔を近づけたときだけとかではなくて、箱を開けた瞬間から臭ったし、部屋にいるだけで臭った。はっきりいって広い部屋ではないので、かなりキツかったです。窓を開けてもニオイの方が強かった。寝るときも気になってしまって、かなり有害っぽかったです。なんのニオイだよ……。
スマホ等で簡単にいろいろな情報を検索できる時代ではなくて、ドールマリアさんと暮らした日々がなかったら、強めに廃棄を検討してしまっていたかもしれないぐらい酷かったです(+_+)

タバコって感じでもないし、カビって感じでもないし……。

でもカビの可能性は捨てきれないかなと思って、脚のプラスチックと胴体の柔らかい素材の間に綿棒を差し入れてぬぐってみたのですが、それらしき汚れはつきませんでした。こういう素材にカビがはえるならフワフワのやつかなって思って、それだったら綿棒に何かつくと思ったのですが……。

とりあえずカビではないと仮定して……エタノールで拭いたり、重曹を溶かした水で拭いたり……でも一番、効果があったのは中性洗剤でした。皿洗い用の洗剤をコットンにつけてボディを拭きました。泡がつくので、その後に水を絞ったコットンで泡が立たなくなるまで拭きました。その結果、部屋にいるだけで強く感じるニオイはしなくなりました!

顔を近づけてニオイを嗅ぐと、やはり何か臭うのですが……ニオイの種類が明らかに変わりました。ハーバルショップみたいなニオイはなくなった!
残ったのはおそらく可塑剤の臭いなのではないかと思います。ケミカルなゴムみたいな臭いです。言い表すのが難しいですが。
ソフビ素材の人形はプラスチックを柔らかくするために可塑剤を使用してあって、それが臭うことがあるそうです。調べていったら、2000年前後ぐらいに規制されて今は使われていないフタル酸エステルという可塑剤があるそうで、年代的にギリギリ、このブライダルマリアさんにはフタル酸エステルが使われていて、その臭いなのではないかと推測しました。ソフビ素材に使った可塑剤の種類なんて、おそらく当時リアルタイムでお人形を買っていたとしても箱に書いてあったりするわけでもないから、本当に使用されているかどうかは確かめる術がないのですが……。

フタル酸エステルは有害性があるのではないかと懸念されて規制されたそうです。でも、規制される前は哺乳瓶の口とかいろいろな食品のプラスチック容器とかにも使用されていたそうで、昭和生まれの私は既にフタル酸エステルを使用した製品を身近にしていて、なんなら口に含んだりしていたかもしれないのです。有害性があると聞いてかなり不安にはなったけど、そう考えたらフタル酸エステルが使われているかもしれないことを理由に、せっかくうちに来てくれたブライダルマリアさんを悪く言うのも違うよなと……。

お顔からは臭いはしなかったのですが……
(たぶん、材質が違うのかな……)

ボディと同じく中性洗剤でぬぐってみることにしました。

髪を上げて……

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……まあ、かわいい(*^_^*)………じゃなくて………。

よく見ると向かって右側(髪を上げている側)の頬を中心に、なんとなく薄く黄色っぽい色がついています。
なんだ、これは……??


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頭が禿に見えないように塗ってある黄色い色がちょっと削れているのですが、その黄色にすごく近いような……。でもそこの塗料が削れたからって顔についたりすることがあるのかな……。ひょっとして、一度お顔(の目から下の方)が真っ黄色に染まってしまって、前の持ち主が何らかの方法できれいにした後だったりするのかな……??

そうだとしたら、このブライダルマリアさん、少なくとも前の持ち主のところでの最後の方はかなり悪い状態で置かれていたことになりますね……実際はどうなのかわからないけど。

このお顔の黄色っぽいのは中性洗剤を使ってみても改善しませんでした。
髪で隠れる面積が広いので、とりあえずこのままでいいか……。
うっすら黄色いのを消そうとして、お顔のペイントに影響が出てしまったらショックが大きいので……。


タキシードにはもともと、ブートニアが付いていました。
お花です。
前の持ち主のところでとれてしまったらしく、うちにはブートニアが落ちた状態で来ました。

きれいにとってくれてあるな(*^_^*)……と思っていたのですが、よく見たらお花の花びらが破けていて足りないですね……。

どうやって付いていたのか分からなくて、とりあえず普通に針と糸で縫い付けてしまいました。

つける位置も分からず……ネットに出回っている(中古で出品されている)ブライダルコラボドールの写真を見て、それらしき位置に縫い付けてみましたが、正解が分かりません。現実だとタキシードのブートニアは襟のところに付けるのが正解らしいですね……。このコラボドール衣装ではどうだったのだろう……。

くしゃっとさせて花びらが足りないのを誤魔化そうとしてみたんだけど……誤魔化せてないでしょうか。素材の生地が分かれば、自分で最初から作り直してあげた方が見栄えが良くなったのかもしれないですが……。もともとはどうやって付いていたんすかね。縫い付けてあったわけじゃないのかな??

 

…………………

 

そして……………

 

これが………………………………

 

ブライダルコラボマリアさんの実力だ!!\(*^▽^*)/

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まあ、カッコイイ!(^^)

ゲームでマリアさんとお付き合いして、さらにドラマCDなんて聴いちゃったりした方は分かってくださると思うのですが、マリアさんは男役をやっているときの顔といつものマリアさんとでけっこう違うイメージの表情を持っているんです。このブライダルマリアさん、ブライダルさくらの隣でタキシードを着こなすことを使命として作られただけあってか、すごく男役としてステージに立っているときのマリアさんぽいです……(*^_^*)

お顔がうっすら黄色いのも直らなかったし、新品の頃のよう……とまではいかなかったけど、やっぱりシャツが煮染めた色じゃなくなったのは本当によかったです。

あの煮染めたような色は、いったいなんだったのか。
外側に付いている蝶ネクタイの部分とかボタンを留めてある部分とかは煮染めた色になっていなかったので、もしかして内側から付いた色なのかな……と思ったりもします。まったく科学方面に明るくないので妄想という名の推測なのですが、もしかしてもしかして、推定フタル酸エステルの可塑剤がボディから気化して着込んでいるタキシードの中で行き場をなくしてそのままシャツに染み込んだとか……どう??あり得る??あり得ない??

もし、この妄想という名の推測があり得るんだったら、タキシードを着せて置いていたら、またシャツが煮染めた色になってしまうかもしれないですよね……。
可塑剤の臭いも外気に当てたりしておく方が軽くなるかもしれないらしくて、今は再びタキシードを脱がせて全裸にしています。お洋服を着せるときも、この間のドールショウで買ってきたワンピースを着せています。あれなら風通しも良さそうなので(^_^;

 

ここまで、いろいろ触ってみて、私が妄想したこのブライダルマリアさんのストーリーは……

ブライダルコラボドールとして、さくらとセットで売り出される→熱烈なマリアさんファンに買われるも、さくらと離れ離れにされる(この人は90年代に出ていたツクダホビー製のマリアさんは知らないか買っていない人と推測)→タキシードを着た状態でいろいろポージング、楽しまれる→可塑剤が臭ってくる→対策としてアロマっぽいものを焚かれる→臭いが改善せず、他のおもちゃなどと一緒にしまい込まれる→(この間に、一度お顔が黄色に……?)→時を経て物置から発見され、リサイクルショップに売られる→キモオタに買われる(←イマココ)

…………こんな感じです。
本当のところはどうなのか分からない、ものすごい妄想です^^;

 


90年代に発売されたツクダホビー製ドールは、どこかの持ち主のもとで、まだ現役で楽しまれていたりするのでしょうか……。