こんにちは。
12月に入ってからぐっと寒さが増していましたが、今日はよく晴れていて少し暖かめのような気がしましたね。
ついに昨日、サクラ大戦アコースティック音楽会「クリスマス会」のアーカイブ期間が終了してしまいました……。記事が多すぎるので過去記事は貼りませんが（気になる方はお手数ですが、さかのぼってください）、11月あたりからずっと騒いできた「クリスマス会」、いろいろな尊みが詰まった最高の催しでした……。
今回はドールマリアさんと一緒に、そんな「クリスマス会」を振り返ってみたいと思います。
↓３日と４日、当日のドールマリアさんのコーディネートです。
お洋服の制作記事は、また後で書くとして……。
御座席は悲喜こもごもでしたが、今回は３日４日全４公演とも会場に赴くことができ、その後、アーカイブ配信を全力視聴しましたので、かなり寝不足になりました。途中、尊みで眠れなくなったりすることも何度かあり……。
3日は昼公演、夜公演とも、なかなかよき御座席に恵まれました。
DVDでしか聴いたことがなかったダンディボスの歌声が圧巻でした。園岡新太郎さんは元劇団四季の方だそうです。大きな劇場で声を遠くまで飛ばすための、さすがの本格的なミュージカルの歌い方でした。会場で聴くと響きがとても豊かでした。アーカイブ映像でもマイクにすごく響きが乗っていました。出自である歌謡ショウでの役どころは「帝国歌劇団の大ファンであるギャング団のボス」でした。それに合わせたテーマソング……二次元方面で分かりやすくいうなら、いわゆるキャラソンみたいな歌である「ダンディ」が披露されたのは３日昼のことでした。DVDで観たのと同じ、衰え知らずの歌声でした。当時から歌謡ショウに親しんでいた人も、きっと昔に戻って感動できたのではないかと思います。歌の基礎があると、長く長く歌えるんですね……。
3日の公演は、デュエットパートのパフォーマンスも素敵でした。横山智佐さんと伊倉一恵さんによる帝国歌劇団のレビュウ曲「花のように 夢のように」、横山さんと園岡さんによる「カモナ浅草！」、園岡さんと伊倉さんによる「バスは行く行く 夢のせて」……この辺りは、歌謡ショウ勢には特に思い出深いセトリだったことでしょう……。「バスは行く行く 夢のせて」はもともと歌謡ショウ「海神別荘」のなかで、ダンディボス（園岡さん）とかえでさん（折笠愛さん）のコンビで歌ったものでしたね。バスに乗って「出発進行！」する振り付けは、歌謡ショウのDVDにも映像が残っていたかと思います。バスのハリボテみたいのを使っていませんでしたっけ……？？
私は今回のこの歌唱シーンを観ていて、なんだかダンディボスとレニが２人でバス旅行に出かけるみたいに見えて、道中の会話などを妄想してしまいました。帝劇のみんな、ひとりひとりとのバージョンで、ダンディボスとのバス旅行が聴けたらいろんな妄想ができて楽しいだろうな……(///v///)
↓バス旅行……楽しそうね……。
クリスマスソングのコーナーでは、サクラ大戦のクリスマスソング「Happy Day Happy X'mas」と「奇跡の鐘」が披露されました。「奇跡の鐘」はゲーム内でも帝国歌劇団のクリスマス公演のテーマになっておりますので、ゲーム勢にも思い出深い曲ですね。そこにダンディボスが入っている歌唱は、なんだか新鮮でありました。ダンディボスは帝国歌劇団の大ファンなので、そこでもまた妄想が……笑
世界観とキャラクターがしっかりしていて、それを表現している歌（歌詞と曲）と歌手の歌唱力があって……そういうふうに夢と妄想が広がっていくのでしょうね、きっと……。
３日昼回の配信おまけ歌唱は「赤ワニダンス」でした。♪ワニワニワニワニ赤ワニダンス～(^^) です……。歌謡ショウ「新宝島」で歌われたものでしたね。横山智佐さんが「園岡さんが来てくれるならこれをやろうと思っていた」というようなことを仰っていましたね……。キャストの方々にとっても印象に残る園岡さんの歌唱だったのだと思います。
３日の夜回では園岡さんのソロ曲が「悪の華」に、伊倉さんのソロが「イカルスの星」に変わりました。「悪の華」は歌謡ショウ「新編八犬伝」にて歌われたものですね。こちらも、園岡さんのスケールの大きな歌唱力が光ります。ダンディボスの役どころと園岡さんの歌唱力とを勘案して作られた歌なのではないかと……思うくらいのピッタリ感です。かつての歌謡ショウは今回の浅草花劇場よりも規模の大きな箱でやっていたイベントかと思います。園岡さんのザ・ミュージカル畑の歌唱力（とそれを活かす歌）が「歌謡ショウ」というもののスケールを底上げしていたのかもしれませんね……私はDVD勢ですが……。
「イカルスの星」はゲームのサクラ大戦２~君死にたもうことなかれ~が初出の、ザ・レニの歌ですね。レニというキャラクターの繊細で透明感のあるイメージにぴったりの歌です。前にも書きましたが、ゲームの４ではキャラクターごとの新たなテーマソングが作られませんでしたので、ゲーム勢には本当に、この歌がレニ！という感じになるかと思います。伊倉さんはこの日の歌唱について「（乾燥で）声がカスカスになっちゃってごめんね！」と仰られていましたね……。自分に厳しいですね……。とても、とても、レニ！でした(*^_^*)
３日夜のおまけ歌唱は「夢見ていよう」でした。この歌はサクラ大戦のテレビアニメにおけるエンディングテーマでしたね。テレビシリーズは広井王子色が薄く、全体的にシリアス調だったこともあり、当時はファンの評判が思わしくなかったようです。私も当時このテレビアニメ版を見ていたはずだけれど、もうサクラ大戦の動きから気持ちが離れてしまっていた頃であったこともあり、あまり内容は印象に残っていませんでした。今になって見返してみたら、キャラクターなどは原作に沿って解釈されているように見えるし、すごく良い内容だと思いました。（※１）血潮かテレビアニメ版かだったら、私はテレビアニメ版をオススメしたいです。どちらも２につなげるのに無理がある内容だけど、キャラクターの方向性はテレビアニメ版の方が私の好きになった帝国歌劇団だったからです。……これは「クリスマス会」には関係ないことでした……。今回の横山さん、伊倉さん、園岡さんの歌唱は優しい歌声とアレンジが夜の時間帯にぴったりでした……(*^_^*)歌の上手い人はかっこいいねぇ……。
３日の日は、興奮してしまい、夜なかなか寝付けませんでしたね……。
４日はあまり御座席に恵まれませんでした。昼夜回ともすごく後ろの方で、昼回は前の人がめちゃくちゃ大きく左右に揺れる人でした……。私は昼回、最後方の一番端だったので、すごく身を横倒しにして観てしまいました……。だって……普通に座った状態だと、どこから顔を出しても前の人がリズミカルに見切れてくるんですもの……。止まっててくれるか小さめに動いてくれれば、見えないところは諦めて見えるところを堪能するんですけどね……。
４日の昼は本当に神回でしたね……。
既に前の記事で書きましたが、麗さんの装いが本当にマリアさんで……マリアさんみたいで……。
確か、歌謡ショウのときも冬服用の黒いコートの衣装はあったけど、あれは毛皮ではなかったですよね。ファーはついていたけど。今回の麗さんのお衣装、少し毛っぽい生地だったんですよね……ベロア……かなにか……？？ 会場では遠かったから「マリアさんぽい！！(ﾟДﾟ)」っていうのと「美しい！！(ﾟДﾟ)」っていうのしか分からなかったんですけど、映像でよく確認してみたら、あれはただの黒いワンピースじゃなくて、コートを着ているように見えるワンピースっぽかったんですよね。実はワンピースでもなくて、コートを着ているのかな……とも思ったんですけど、大きく動くとスリットで脚が見えるようになっていたので、コートだとすると謎が残るお衣装だったんです。それに、ゲキテイとか激しめに踊る曲の後も、あわせのところがぜんぜん乱れていなかったし……。あのお衣装は、どこで売っているんですかね……まあ、売っているところが分かったところで、私には手が出せないと思うのですが……。
「生きてる喜び」とか歌い上げる系の曲のときはスリットが入っているのが分からなくて、大きく動くと脚が見えちゃうデザインなんて、それもすごくマリアさんぽいなぁって思って……映像で確認していて尊みが溢れて、眠れなくなってしまいました……(^_^;
↓漆黒のお衣装、すごくお似合いだったわね……。
マリアさんは「みんな、行くわよ！」から「死にたいなら前に出なさい！」まで、ナチュラルな振れ幅が成立するキャラクターですからね。ギャップ萌えとかじゃなくて、ナチュラルなのです……(*^_^*)
お衣装のことばかり書いてしまいましたが……。
デュエットパートでは「花のように 夢のように」の他、伊倉さんと麗さんによる「春風の恋歌」、横山さんと麗さんによる「未来の兄弟たちへ」が歌われました。「春風の恋歌」はドラマCD「幸福の王子」が出自の曲ですね。新春の歌謡ショウでも歌われたことがあるかと思います。「幸福の王子」は田舎にいたときに、すごく聴いていたドラマCDです。親の車でたまにしか行けないCD売り場とCD１枚買えばなくなってしまうお小遣いでもって、マリアさんが主演しているドラマCDはなんとか入手してヘビロテしていました……。マリアさんぽい装いをしてくれた麗さんとレニ色の髪色をした伊倉さんが並んで歌う姿は、本当にマリアさんとレニみたいで……すごく幸せでした……（；＿；）
そしてね、映像を観ていて気がついたんですけど……「♪君～の～そばにいると～」の「♪君～の～」のところで、麗さん……カメラ……目線……？(///▽///)
……やあ……映像って……いいですね……(*^-^*)
きっとライブ配信で観ていた方々の中にも、ハートを射抜かれてしまった人がいたことでしょう……。
マリアさんの……つまりは麗さんの……王子様のときの歌声は、本当に王子様でヌクモリティなんですよね……(*^_^*)「25周年の集い」のときのセトリにもありました「シンデレラ」もオススメです。「アラビアのバラ」は王子役ではあるけど、役柄やドラマ的に少し堅めの印象だと思います。
クリスマスソングパートもすごく幸せでした。３日と同じく「Happy Day Happy X'mas」と「奇跡の鐘」でしたが、ダンディボスとマリアさんだとまた違う色になっているような気がしました。「Happy Day Happy X'mas」は最後のところに麗さんの「♪Merry Christmas Baby～!!」というのが入ったんですけど……もう……クリスマスですよね……完全に……(///V///) Babyですよ、Baby……きっとライブ配信でも全世界のBabyたちが盛り上がったことでしょう……。「奇跡の鐘」もすごくよかったです。事前に観ていった1998年のクリスマスコンサートと同じ振り付けで、リアタイできてなんかいないのに、懐かしい！とか思って観てしまいました……。それでなくても、「奇跡の鐘」というのはゲーム勢でも思い入れ深い歌です。映画版でも冒頭で花組レビュウとして使われています。ゲーム内でも確認できると思うんですけど、Aメロのマリアさんのパートの歌い出しが素敵なんです。その歌い出しが温かくて、すごく大好きで……。会場でも配信でも、ちょうどこのクリスマスシーズンに聴けて、本当によかったです。
やっぱり帝国歌劇団にはマリアさんの歌声が欠かせないなあって……思いました……。
（だいたいの人は自分の推しヒロインに対して同じことを思っているでしょう）
４日昼のおまけ歌唱は「夜の海月」でした。
初出は歌謡ショウ「海神別荘」だったでしょうか。さくら（横山さん）とすみれさん（富沢美智恵さん）とレニ（伊倉さん）で歌われたものですね。その後、すみれさんの引退公演（新春歌謡ショウ）でも歌唱があったようですね。
今回の「クリスマス会」はマリアさんの……麗さんの、いろんな歌唱力が聴けて観られて、すごく楽しかったですね。加えて、４日昼公演では、マリアさんみたいな格好をした麗さんの立ち位置が、真ん中にいることが多めだったような気がして……アンコールの「恋の発車オーライ」もマリアさん（麗さん）が真ん中で……もう……マリアさんのヒロイン回みたいでした……。令和にマリアさんの新しいヒロイン回（妄想）が観られるなんて……（；V；）本当に幸せでした。
↓とても素敵な公演だった……。
４日夜公演では、麗さんのソロ曲が「殺したいほどOOH-LA-LA」、デュエット曲が伊倉さんとの「宝島～勇気の旗を～」に変わりました。そして、麗さんのお衣装もいつもの感じに……。夜のソロ曲「殺したいほど～」は血潮のパチスロのために作られたものですね。私はパチスロがどうだったのかは全く知らないのですが、この曲はあまりザ・マリアさんな曲ではないかな、と思っています。今回のパフォーマンスでも、麗さんが自由な（コミカルな……？）感じに味付けされてパフォーマンスされていたと思います。やっぱり昼回でマリアさんな格好をしてくれたのは「生きてる喜び」とか、ザ・マリアさんな曲を歌うからというのもあったのかな……。
お衣装の選定理由については公演中でも配信映像の中でも語られることはありませんでしたが、会場に行けた人でも配信で見た人でも、目にしたすべてのマリアさんファンに響く最高のファンサでしたね……。
「宝島～勇気の旗を～」は歌謡ショウ「新宝島」の大きなテーマで、紅蘭（渕崎ゆり子さん）と歌ったものでしたね。私はこの歌の「♪いざゆかん～船を出せ～」っていうところのハモり具合がすごく好きです。マリアさん……(*^_^*) 今回は伊倉さんとの歌唱だったので、ジム少年役レニで再演されたみたいな感覚にも陥りました……。伊倉さんが万馬券を当てた話からの、「♪肩を～組んで～」の振り付け刺さっちゃう流れは面白かったですね(^^)
映像で観ると、お互いに様子を見合っている感じがよく観られました……。
４日夜のデュエットパートでも「未来の兄弟たちへ」は昼回と同様に八犬伝の仁義礼智……の文字が書かれたボールを客席に投げていく演出があったのですが、昼も夜も、さすがに後方の席すぎて「飛んでくるかも？！」なんてドキドキは味わえませんでした……。（※２）でも、４日夜回は会場にいるときから、なんとなく遠くに投げようとしてくれている感がありました。配信映像で確認してみたら、麗さんがボールを投げたあと、小さい声で「ァ～～～！」って言っているのがマイクに拾われていて和みました。本当に遠くに投げようとしてくれていたんですね、きっと……(///V///)
４日夜のおまけ歌唱は「希望の星よ」でした。
こちらは歌謡ショウ「新編八犬伝」の中で、アイリスが歌ったものですね。フライングした……やつ……？？
今回はさくらがメイン、マリアさんとレニのコーラスでした……。すごく良かった……。麗さんはなんでも歌いこなせる神歌唱力ですね……。
４日夜回は、麗さんがとても自由で楽しそうでした……(^^)
配信はマストで！……からの、４公演通し券で配信も買ってしまったわけですが、全４公演あると配信期間がとても短いですよね。時間が足りない。帝国歌劇団休暇で１週間お休みが欲しかったです。ご飯をできるだけ短縮したり、お風呂の時間をテキトーにしたり、できるだけ観ようと思って頑張ったのですが、もっと観ていたかったです。
アーカイブは月曜日から４日間「奇跡の鐘」の振り付けを一緒にやったり、お衣装の研究したり、いろいろと楽しんでいたのですが、５日目の金曜日は終わってしまうのが悲しすぎて、一緒に踊ったりはできませんでした……。
なんといっても、４日昼回が尊すぎて……。
アーカイブ終了が23：59予定でしたが、22：00を越えたあたりから、いろいろな気持ちが渦巻いて、終わってしまうのが悲しくて……（Ｔ－Ｔ）
↓……どうしたの？？
最後の方は「マ"リ"ア"さん"～～～～(T_T)」と号泣しながら観てしまいました。
なぜ私は、こんなにマリアさんが好きなんでしょうね。気持ち悪いですね……。
トークシーンは冷静に観られたんですけど、歌っているときのお姿が本当にマリアさんみたいで……。
最後は「恋の発車オーライ」でした。
「♪眠れない夜 続いてるの～」で麗さんが映し出されたところで……消えてしまいました……令和のマリアさんが……（Ｔ－Ｔ）
↓……私がいるわよ！！
この公演は、なんとかしてＤＶＤ化してもらえないでしょうか……買うので……買うので……。
御三方が並んでいるところなんて、本当にさくらとマリアさんとレニみたいで……。
本当に夢のショウでした……。
↓祭りのあとね……。
夢の時間が終わってしまったあとには、たくさんの鼻紙という現実が部屋の中に残されました……（；＿；）
いつかまた、この夢の続きを！！
（※３）
↓ｵｿﾖｳ……。
アーカイブ最終日は配信時間が終了してしまってからお風呂に入ったりしたので寝るのが遅くなり、翌朝（今日）は予定があったのに寝坊してしまい、でかけるのがギリギリになってしまいました……。
麗しの……帝国歌劇団……！！
次回はドールマリアと浅草の思い出です。
※１ 確かテレビアニメ版は土曜日の夕方放送でしたよね？？ アイリスの性格というか手触りは他のゲームとも歌謡ショウともだいぶ違ったし、戦闘に参加するのもかなり遅かったんですけど、あの展開にするのであれば意味のある改変なのかな……と個人的には思いました。テレビアニメ版はテレビアニメ版として見るのであれば、世界観やストーリーなどもよく創られた感じがして面白かったです。なんといっても私としては、マリアさんがマリアさんだったのが嬉しい……ほんと、血潮でダメージ受けちゃってね……。
※２ 会場行きは後方の席とか二階以上の席とかに当たったときに、そういうちょっと寂しいことが起こることがあるんですよね。映像だったら「観てる」人はみんな同じものを観るわけですけど。歌謡ショウでもキャストの方が客席に下りている様子がDVDに残されていますが、２階以上の席だと、キャストの方に１階客席に下りて何かやられてしまうと、まったく何も見えなくなることがあるんですよね……。そういう寂しさが積み重なって、劇場から足が遠退く人もいたりしたんだろうな……。（憶測）
※３ この言葉はゲーム２のエンディングテーマにもなっている帝国歌劇団のレビュウ曲「夢のつづき」から来ているもので、いわゆるところの「サクラファン」の方が好んで使いがちな言葉です。正直に申し上げますと私は「なんでもかんでもに使いすぎじゃね？」と思っていたひねくれ者だったのですが、今回という今回は心の底から「夢の続きを！！」と思ってしまいました……。音楽会を開催してくれた横山智佐さんをはじめとするたくさんの方々と、今回、とんでもなく尊いお衣装で歌ってくれた麗さんには感謝しかありません……！！令和のサクラが咲きました……！！（；＿；）
