ドールマリアと暮らしています。

ドールマリアとの暮らしを綴る日記風ブログです。

お誕生日イブ!活動写真編

マリアさんのお誕生日前日(お誕生日イブ)に、ドールマリアさんと一緒にお出かけしたお話です。第一弾は、活動写真編。

 

6月18日(マリアさんのお誕生日イブ)にサクラ大戦の映画を上映するイベントが開催される!そんな情報が入ってきたのは5月の半ばごろ……(※1)。こちらの上映会は、株式会社インコムというところが運営しているドリパスというサービスで実現したイベントです。

ドリパス | リクエストの多い映画を映画館で上映します! (dreampass.jp)

こちらのサイトにて、スクリーンで上映して欲しい映画をリクエストし、票が集まると上映会イベントが開催されます。アニメに限らず、いろいろな映画がリクエストされているようです。

実は「サクラ大戦 活動写真」は、昨年にも1度、ドリパスにて上映イベントが開催されています(※2)。私はそのときも観に行ったので、今回はパスしようかとも思ったのですが、開催日が6月18日だというのでテンションが上がり、チケットを購入しました。お誕生日のちょうど1週間前に麗さん主演の映画が上映されるイベントで、前日が活動写真の上映会……この完璧すぎる流れは……もう……マリアさんが世界に祝福されているとしか思えない!!(//∇//)

そして、迎えた18日……。

場所は秋葉原UDXシアター。

↓入り口に、こんな看板(?)があります。

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開催情報を知ってすぐにチケットを買って、そのときはまだ席がだいぶ空いていたのですが、行ってみたらなかなか盛況のようでした。満席ではなかったと思うけど、去年より人が多かったですね。私は去年も今年も、最前列の真ん中の方(※3)をとったのですが、意外と人に囲まれていました。去年はひとりで観ましたが、今年は鞄の陰から、ドールマリアさんにもスクリーンを見せてあげます。隣の人々を気にしつつ……。

大画面だね〜( ´ ▽ ` )

サクラ大戦活動写真」は2001年に公開されたようです(※4)。その頃の私は……何をやっていたかな?まだ田舎にいたのは確かです。3で実質ヒロイン入れ替えになったのと、サターンからドリキャスに買い替える財力と生命力がなかったのと、その他いろいろな要因が重なって、サクラ大戦をほぼ完全に離れてしまったんですよね。歌謡ショウやイベントに出向きやすかったら、また違ったのかもしれないけど……。この映画はゲームにおける3と4の間の出来事を描いているので、離れていた公開当時に急に映画だけ観ても、細かいところはよく分からなかったかもしれませんね。大神さんがなんで不在なのか、とか。急にラチェットさん(※5)が既にいる状態で始まるとかではないし、レビュウの様子も街の様子も、ラストの公演の様子もきちんと美しく映像で描かれているので、知らないまでもそれなりに楽しく観られるようになっていると思います。内容のわりにコンパクトな上映時間ですが、見所はたくさん詰まっています。挙げて行ったら、全部のシーンになってしまいまそう……。

私が観るたびに感動するのは、最初の方にある「奇跡の鐘」レビュウシーンです。ラチェットさんがクリスマスの帝都にやってくる冒頭シーンのすぐあとです。本当に映像が美しいです。客席は暗くなっていて、観客の顔は描かれていません。その分、まさにその場で、帝国歌劇団のレビュウを観ているかのような臨場感があります。また、「奇跡の鐘」という歌自体が、ゲーム勢にとっては特に大事な歌です。2のゲームで元欧州星組のレニと織姫が合流して現在の花組が勢揃いになりますが、その2でヒロイン決定イベント時(※6)に使用されたのがこの歌なのです。
私が好きになったマリアさんのいるサクラ大戦は、ゲームと歌謡ショウだけでなく、ドラマCDでもいろいろな演目が登場します。実際に帝国歌劇団の公演を観に行ったような気分にさせてくれるので、ドラマCDもとてもオススメです。ネットなどで動画が拾いやすかったりするので、サクラ大戦は舞台だ、歌謡ショウだという意見も散見されますが、私はそうは思っていません。そもそも一番最初の動きはゲームですし、2までのゲームは特に素晴らしかったです。ドラマCDも素晴らしいです。歌謡ショウは歌謡ショウで素晴らしいのです。つまり、どういうことかというと、そのすべてに私の知っているマリアさん帝国華撃団がいた、ということです。血潮除く……。

マリアさんがいる世界は、素晴らしいなあ……(*^-^*)

この映画、実はマリアさんの登場シーンはそんなに多くありません。最終的に見せ場こそあるものの、光武での最終決戦にも参戦できないままですし……。では、マリアさんマリアさん(*^-^*)的には、この映画はつまらないのか?
いいえ、そうではありません。出番こそ少ないものの、この映画にはマリアさんマリアさんらしいところが、かなり濃く描かれていると思うのです。特に、マリアさんのあの行動……思い出しませんか、サクラ大戦ゲーム勢の皆さん……あの、初代1のゲームの……あの、第三話を……(///v///) 冷静で頭がよくて落ち着いているイメージのマリアさんですが、すごくそういうところあると思うんです。なんというか、ひとりで思い詰めると、あらぬ方向にブワッと走っていくところが……。これだから……これだから……マリア、ほっとけねぇ……!!

例の第三話とこの活動写真のマリアさんは、見る人が見たらすごく勝手な行動をしているように見えると思うのです。でも、そのどちらも、帝国華撃団のみんなや帝国歌劇団という世界観のことを想ったからこその行動のように思えます。ゲームについては血潮ではぜんぜん違う解釈で描かれてしまったように見えましたが、初代1のオリジナルでは第一話からのマリアさんとの会話の内容がしっかり伏線のようになっており、どうしてマリアさんがひとりで行ってしまったのかが何となく想像できるようになっています。この想像に至ったときにこそ、ついに完全に恋に落ちるんです!実に読み応えがあって、本当に素敵なヒロインです。好きにならずにいられない……!!(///~///)
他にも別方面からのマリアさんの魅力が出ている場面はところどころにたくさんあります。この映画には帝国華撃団花組だけではなくて、風組、月組はもちろん、薔薇組や夢組も登場しますので、マリアさんの登場シーンが少ないのも当然といえば当然ですね(※7)。上映時間が短い中でこれですからね。すごい映画だ……。

ドラマ的な見所は、やっぱり元欧州星組のレニ・織姫とラチェットさんのやりとりだと思います。ラチェットさんに対するレニと織姫の出方が、すごくいいんです。前述しましたが、サクラ大戦はゲームの他にも歌謡ショウやドラマCDやテレビアニメもやっていたりしました。しかし、この活動写真におけるレニと織姫の描かれ方は、本当に「ゲームをやっていてよかった!」と思わせてくれます。最推しじゃなかったとしても感動します。私は……私は……織姫がああいう言動をしてくれたの、本当に嬉しいよ……(;_;)
最後の「海神別荘」上演シーンには、ラチェットさんが帝都に来て過ごした時間が凝縮されているかのように見えます。歌謡ショウの「海神別荘」とは違いますが、映画の内容に合っていて、実にドラマチックです。そして、映像は美しい……。このように帝都で過ごした時間が、Vでの紐育星組につながるわけですね……。いいねぇ……ワールドが広がるねぇ……。舞台ミュージカル畑の人である久野綾希子さんの歌声も聴けます。豪華です。

それぞれのキャラクターに見せ場があり、そもそもの「サクラ大戦」の世界観である「蒸気機関によって発展した世界」という世界観も映像としてしっかり描かれているので、見所のシーンを書いていくと本当に最初から全部になりかねません。それはそれで問題です。いろんな意味で……。

こんな活動写真をマリアさんのお誕生日イブに、ドールマリアさんと一緒にスクリーンで観られるなんて、幸せだなあ……。

エンドロールが終わってしばらく、席に座ったままむせび泣きたくなりましたが、さっさと明かりがついてしまったので涙は引っ込めました……。周り、人に囲まれてましたからね……。むせび泣くのは家で(DVDで)観たときにしましょう……。

サクラ大戦 活動写真」はゲームから入った人には、特にオススメしたいです。美しい映像が多く、どこから入った人にとっても楽しめるものとは思うのですが、ゲームでのあれやこれやの「思い出」の記憶があると、たとえ推しが画面に登場していないシーンでもすごく感動します。レニと織姫が出てくる2までのゲームをやっていると、すごくいいと思います。

 

※1 ツイッターをさかのぼってみたら、5月17日でした。

※2 昨年はちょうどGWの後半ごろでしたね。その頃はまだドールマリアさんと少しぎこちなかったので連れて行きませんでしたが、「活動写真」が公開された当時は、ほぼ完全にサクラ大戦から離れてしまっていてスクリーンで観ることができなかったので、現在でもスクリーンで観る機会が訪れたことがすごく嬉しかったです。

※3 変わり者席です。……すみません、私の勝手に思っている呼び方です。映画館で人気なのは真ん中の真ん中あたりか、後ろの真ん中辺りだと思います。なので、最前列を勇んでとるのは(自分も含めて)まあまあの変わり者ではないかと……。でも最前列って、前に席がないから足元が広いし、人の頭でスクリーンが見えなくなることもないし、上映されるものの人気や時間帯によっては周りに人がいなくて、大画面でひとりでじっくり映画を楽しめたりすることがあるんですよね。実際、去年はすぐ隣には人がいませんでした。難点は上映館によってはだいぶ見上げる首の角度になることと、画面が歪んで見える場合があることですかね……。今は多くの映画館に自分でチケットを発券する機械がありますが、有人窓口で席を選んで発券してもらう映画観で、「一番前はだいぶ見にくいですが、いいですか?」と訊かれたことがあります。

※4 2001年12月22日に公開されたようです。劇中がクリスマスからお正月・年明けなので、すごくいいタイミングの公開時期ですね。「あずまんが大王」、「スレイヤーズ」、「デ・ジ・キャラット」との同時上映だったようです。う〜ん、私はサクラ大戦だけでいいな……。一定以上の年齢が客層の抱き合わせにされたアニメ映画ではよくあると思うのですが、途中で席を立ったりする人もいたのではないでしょうか。想像ですが……。

※5 ラチェット・アルタイルはゲーム本編の5作目、Vに登場します。帝国華撃団花組に所属しているレニと織姫の元同僚です。Vの発売は2005年らしいので、この活動写真が初登場だったのでしょうか……。CVを舞台ミュージカル女優の久野綾希子さんが担当されています。

※6 ゲーム内での演目名も「奇跡の鐘」です。クリスマス公演で、聖母様を描いた内容のようです。歌詞の内容がゲーム内で帝国華撃団のヒロインたちと過ごした思い出そのもので、聴くだけで涙が出るような素晴らしい歌です。もちろんゲームをやっていない人にとっても感動できるいい歌だとは思いますが、(私も含めて)心を込めてゲームをやった人にとっては、本当に本当に大事な歌だと思うし、どうか大事に扱って欲しい歌でもあると思います。

※7 最初の方に、さくらと椿ちゃんがラチェットさんに英語で翻弄されるシーンがありますが、あのシーンなんてマリアさんが参加してたら成立しないですもんね……。マリアさん、英語喋れちゃうから……。実際、最後の方にはマリアさんが英語を喋るシーンもありますよ!