桜も今や葉桜ですね……。北の方はまだこれからですかね。
今回は、ドールマリアさんと一緒に夜桜見物に行ったお話です。
思うところあって、今年は夜桜を見に行って、いろいろと写真を撮って回っていました。とりあえず職場帰りに、有名どころの上野公園、隅田川、目黒川の桜(※1)を見に行きました。しかし、なかなか思うような写真を撮るのが難しかったです。けっこう人もいました……。もしどうしても人がいない写真を撮りたかったら、めちゃくちゃ深夜か早朝を狙うしかないのかもしれないですね……。
都心の桜も良いのですが、都心を離れたところの桜も見てみたいな……ということで、行ってきたのがここです。
↓練馬区にある向山庭園……。
4月3日まで、桜のライトアップをやっていました。和風の建物と庭園があります。建物は区民の方が有料で文化活動などに使えるようになっているようですが、庭園の方は無料で散策できます。サイトはこちら→【公式サイト】練馬区立 向山庭園 (kouyama-teien.info)
実を言うと、その日は体調がかなり悪かったのですが(PMSとかそういうのです)……ドールマリアさんと夜桜を見に行きたい!!という一心で横になっていたら、夕方頃に動けるようになったので出かけることにしました。
↓マリアさんを移動用のケースへ……。
着物は、よくできていたピンクの方を着用。
↓念のため、桜のお着物を作ったときの記事です。
sakuma1903ria-dialy.hatenablog.com
ネットで情報収集していたら、「あまり人がいなくてゆったり見られる」との感想を書いている人がいたので、もしかしたら人が少ないかと思ったけど、家族連れを中心にけっこう人がいました。
↓きれいに撮れた方の写真。
都心はライトアップなどを中止していましたが、こちらはしっかりライトアップされていて、なかなか風情があるように見えます。
思ったよりも人がたくさんいたので、とりあえず1周、ドールマリアさんを出さずに回りました。人が少なくなったら出そうかな……と思ったけど、人は増える一方でしたね……。夕方の18時過ぎ頃でした。
迷ったのですが、ライトアップされていないところはすごく暗かったし……思い切って、せっかく一緒に連れてきたドールマリアさんを箱から出すことにしました。
↓わりと堂々と……。
どうでしょう……なかなかきれいではないでしょうか。
マリアさん……桜のお姫様みたい……(*^O^*)!
↓こっち向いて~(^^)
桜がだいぶ葉桜になっていますね。この日も、風が吹くと桜の花びらが夜の中に舞っていました。
↓ああ、散らないで!さくら、さくら……!
ピンぼけした……^_^;
桜が遠景でマリアさんが近景なので、ピントの調節がすごく難しかったです。
↓こちらは和傘の前で。
↓マリアさ~ん!こっち向いて!
↓「なに?」
うふふ……マリアさん……好き……(*^-^*)
↓和傘の傍の地面にも、桜の花びらが散っていますね。
葉桜になってしまうのは寂しいですが、散った桜の花びらも風情がありますね……。
↓こちらも……
↓水面に散らばった桜の花びらがきれいです。
目黒川でも川の水面に花びらの絨毯ができているのが見られましたが、距離が遠いので、うっかりするとゴミみたいに見えるんですよね。日中の明るいときだったら、もちろん、ピンクの花びらだとすぐにわかったでしょうが……夜でしたので……。都心の方は狭いところに人がたくさん見に行くので、そこでドールマリアさんの写真を撮るのも不可能ですよね。上野公園では小さいぬいを出して写真を撮っている人を見かけましたが、27㎝ドールはそれよりもかなりインパクトがあるし、何かの拍子に川に落としちゃったら大変。そんなことになったら、きっと探せないし、見つからないですよね。ダメ、立ち直れない……(T_T)
↓こちらは足元を照らしていた照明です。
ドールマリアさんにとっては、街灯みたいなサイズ感ですね。
↓自然の中……。
↓こちらはなかなか……妖艶です(///∇///)
関節の曲がらないドールマリアさんですが、構図や光の当たり方などによって、多彩な表情を見せてくれています。
本当にすごいお人形です!
かなりいい歳の大人が27㎝ドールをだっこして、しばらく庭園をウロウロしたわけですが、夜が進むと寒くなってきたので退散しました……。家に帰り着いたら、また具合が悪くなってしまいました。ドールマリアさんと遊びたい一心で、一瞬だけ元気になった週末でした……^_^;
記事のタイトルにしました「さくら、さくら」は、あの有名な日本古謡をイメージしています。さすがに若い人も知って……いますよね??
またネット調べになりますが、マリアさんが幼少の頃に耳にしたかもしれない日本の歌は何があるか……つまり、マリアさんのお母さんが日本で聞いていたかもしれない歌はどんなものがあるだろうと調べたことがあります。太正(大正)時代を生きているマリアさんのお母さんは明冶(明治)時代を主に生きた人です(※2)。検索して出てきた話によると、明治の頃までの主な「日本の歌」は都々逸のようなものや「わらべうた」だったとか(マリアさん誕生が1903年なので、明治は明治でも1900年近くになってからの歌は候補から外れるんだ……)。今のような西洋の音楽理論を使った音楽は、外国の歌を輸入して日本語詞にしたものが主流だったようでした。つまり、外国のメロディですね。そんななか、マリアさんが聞いたかもしれない日本の歌(メロディ)で、すごく有力ではないかと思ったのが「さくらさくら」です。
「さくらさくら」はもともと江戸時代頃に箏曲として用いられていたものだそうです。そして、それに歌詞をつけて歌われるようになってきたのが、ちょうど明治頃だとか……。マリアさんのお母さんである橘須磨さんは、わりといいお家のお生まれのような気がしています(個人の妄想です)。なんとなく、田舎の庶民の人だったら、ロシア人外交官と出会う機会がないような気がして……出会ったとしても、英語が喋れないのではないかと……これも勝手な妄想ですけど、マリアさんのご両親の会話は主に英語で交わされていたのではないかと思っています。外交官のお父さんは、たぶん英語を喋れたのではないかと思うし……。
須磨さんがいいお家のお生まれだったら、箏の手習いもしていたかもしれません。妄想ですが……。
この妄想の上で、さらに妄想するんですけど……幼い頃にお母さんから、日本のメロディである「さくらさくら」を耳にしたかもしれないマリアさんが、いろんなことがあった後に日本に辿り着いて、帝国華撃団(帝国歌劇団)として活動していくなかで、その街と人を愛して幸せになっていくストーリーだとしたら……本当に……本当に「サクラ大戦」だと思うんです!!(;_;)(※3)
桜とドールマリアさんに興奮して、長めに妄想を語ってしまいました。「サクラ大戦」は本当にいろいろな側面があって、いろいろな切り口からアプローチできるコンテンツだと思います。世界観が作り込まれていて、そこに生きるキャラクターの息づかいが聞こえる。それだから私は、マリアさんにすごく幸せになって欲しいと思うのです。
ところで、西洋音楽理論を取り入れた「日本の歌」の発展に大貢献した滝廉太郎や山田耕筰はサクラ大戦の世界には存在したんでしょうかね。ショパンやバダジェフスカがいた世界なら、存在したかもしれませんね(※4)……そんなことを考えるのも、また楽しい。
※1 上野公園や隅田川(たぶん)などは、サクラ大戦にもよく登場しますね。都内をウロウロするだけで、聖地巡礼になります(^^)
※2 サクラ大戦の世界は現実の大正時代ではなく、架空の大正時代=太正時代のお話になっています。明治時代も現実の明治時代ではなく、架空の明冶時代です。太正の世界は第二次世界大戦が起きない、ずっと続いていく大正というコンセプトのようです。帝国華撃団が活躍する前までの戦争の歴史は架空世界の年表にかなり強めに反映されています。ネット調べでわかります(笑)ただし、その内容は霊力を利用したものだったりと、史実と同じではないようです。ノベル版の「前夜」にもチラリと書いてあったりします。たとえば明冶時代の日本に暮らす人々がどのような文化で暮らしていたか、などはどこにも描かれていなかったと思うのですが、戦争の歴史が同じ流れなら、文化の流入なども同じような感じではないかと勝手に妄想しています。
※3 なんならマリアさんのご両親が出会ったのは桜咲く帝都ではないか!?という妄想までしています……そういう話は原作・公式からいっさい出ていなかったと思うので、かなりの個人的な妄想です……(///∇///)
※4 演目で「青い鳥」や「幸福の王子」があるので、メーテルリンクやオスカー・ワイルドは存在したんでしょうね。シェイクスピアとかグリムも。あとは、マリアさんと言えば、ドストエフスキーですね。ショパンは巴里のグリシーヌが弾いていますよね。バダジェフスカは2で織姫が演奏しています。あと、織姫はモーツアルトも弾いていたか。その選択肢で、確かバッハとベートーヴェンがあったような気がするから、その2人も存在したのかも……。ちょうどロシア革命の頃に、ラフマニノフがアメリカに亡命したと思いますが、ラフマニノフは存在したんでしょうか……。