(以下、ずっと妄想になります)
チュン……チュン……
「…………朝だわ」
「ついにこの日が来た……」
~♪~♪(ステージリハ)
「調子は万全よ!」
第∞話 妄想!マリアのワンマンライブ!
街、雑踏
ザワザワ……ザワザワ……
キョロキョロ……
「…………あのぅ…………マリアさんワンマンライブの会場はどちらでしょうか?」
…………………………
「やあ……会場、あったぞ!時間ギリギリだ!(;´Д`)フウフウ」
「モギリさん、これ……これ……!!」
「いらっしゃいませ、間もなく開演です!楽しんできてくださいね!」
「は、は……ハイィ……アリガトマス!!」
「は!!そうだ……!!徹夜で書いてきたこのお手紙…………」
「も……モモモ……モギリさん、コレ!!!!!」
「!?」
「…………ああ、マリアにですね、お預かりしますよ(一瞬、俺にかと思ったよ)」
「よ……ヨロシクマス!!!!!」
………………
……………………………
「ハアハア……なんとか間に合った………幕が開くぞ……!!この前奏……オンリー・マンだ!!」
♪〜
「マリアさん……!!マリアさん、マリアさん!!…………なんて美しいんだ……!!(*´д`*)」
………………
マリアさん「皆様、本日はお忙しい中、マリア・タチバナワンマンライブにお運びくださいまして、誠にありがとうございます!これから約2時間、皆様と楽しい時を過ごして参りたいと思います……」
マリアさん「……はじめに歌いました曲はオンリー・マン、まだ帝国歌劇団が駆け出しの頃に私が歌わせていただいた、とても思い出深い1曲です……続いての曲は、こちらも思い出深い私のソロ曲、生きてる喜び……」
…………………
………………………………
『妄想演劇タイムズ』の記事
春も麗らかな3月某日、帝都某所にて帝国歌劇団男役スタア、マリア・タチバナのワンマンライブが開催された。
幕が上がると、彼女の魅力を引き立たせるシックでエレガンスな黒のドレスに身を包んだマリア・タチバナが登場し、会場中がその美しさに息を呑んだ。この日のファーストナンバーは「オンリー・マン」、まだ帝国歌劇団が世に出て間もない頃に彼女が歌った名曲で、紐育に在住した経験を持つ彼女の音楽性を遺憾なく発揮できるジャジーな1曲である。続いての「生きてる喜び」では会場中が温かい優しさとドラマチックな雰囲気に包まれ、彼女の持つ幅広く底知れない魅力を感じさせた。
↑黒のドレスはスリットから脚が覗く仕様になっており、彼女のスラリとした美脚にも注目が集まった
ゲストコーナーでは、帝国歌劇団で幾度もタッグを組んできた娘役スタア、真宮寺さくらが登場。会場を沸かせた。
↑ソロ曲を披露する真宮寺さくら
2人のデュエットパートでは、真宮寺さくらと組んだものを中心に帝国歌劇団の公演で歌われた名曲たちが次々に披露され、往年の演劇ファンを喜ばせた。トップスタア・神崎すみれとのコンビで歌われた「雲雀の歌」や同じく神崎すみれと桐島カンナ主演の公演で歌われた「愛はダイヤ」を2人のデュエットで披露するなどの変化球も投げ、ファンを飽きさせない工夫も見られた。
真宮寺さくら入団当時のエピソードや惜しまれつつも引退した神崎すみれへの想いなど、トークパートも弾んで会場は温かい笑顔に包まれ、マリア・タチバナを育てた帝国歌劇団の存在の大きさを感じさせた。
後半ではメロウなナンバーが続き、ラストは李紅蘭、桐島カンナと共に歌った「センチメンタルな…」を今回は特別にマリア・タチバナのソロバージョンで披露した。彼女の持つ幅広い歌唱力、表現力が遺憾なく発揮されるセットリストとなった。過去の歌唱の再現ではなく、現在の彼女の表現が余すところなく乗せられたこの時だからこその歌唱は、かねてからのファンだけではなく、近年新たにファンになった観客をも魅了した。
最後のダブルアンコールでは、帝国歌劇団の代名詞「ゲキテイ」がマリア・タチバナのリードボーカルで披露された。帝国歌劇団の桐島カンナとレニ・ミルヒシュトラーセがなんと会場の客席から登壇。思いがけぬサプライズ出演となり、会場中がどよめいた。
↑「ゲキテイ」を披露する4人
初の試みとなる帝国歌劇団男役スタア、マリア・タチバナのワンマンライブは大盛況のうちに幕を閉じた。
全国津々浦々から会場に集まった老若男女のファンに等しく満開の笑顔という花を咲かせたマリア・タチバナと、そのバック・グラウンドである帝国歌劇団に拍手喝采、胸いっぱいの公演となった。スタアとは劇場に集ったばらばらの人々を、その一時のうちでも、まとめるパワーを持っている存在なのだと、しみじみと感じた1日となった。
【セットリスト】
オンリー・マン
生きてる喜び
赤いカチューシャ
春が来る
さくら前線
雲雀の歌
愛ゆえに
愛はダイヤ
すべては海へ
愛しき人よ
シンデレラ
仲間たちよ
夕焼けの向こうに
古いピアノ
センチメンタルな…
(アンコール)
新・愛ゆえに
(ダブルアンコール)
ゲキテイ
……………
………………………………
ワァ~!!
パチパチパチ…………
マリアさん「ありがとう~!」
マリアさん「2階席の皆様も……」
マリアさん「1階席の皆様も……」
マリアさん「前列の皆様も……」
マリアさん「今日は本当に、ありがとうございました~!!!!」
…………………………
…………………………………………
「ハア……ハア……夢のような時間だった……夢のような…………!!(T▽T)」
……………
………………………
マリアさん「………………」
マリアさん「みんな、今日はありがとう!最高の催しになったわ!」
マリアさん「隊長も、いろいろとご協力いただいて、ありがとうございました。モギリ係までお願いしてしまって、すみませんでした。とても助かりました」
「やあ、マリア。お疲れさま。久しぶりのモギリ、緊張したけど楽しかったよ。……そうだ、これ」
マリアさん「これは……?」
「ファンレターのようだよ、君への」
マリアさん「隊長がわざわざ預かってくださったんですか?(贈り物受付が他にあるのに)」
「開演直前に来た(ピンクの金魚の)お客さんだったからね」
マリアさん「まあ、本当に……ありがとうございます」
ピンピロリロリン♪
マリアさん「隊長が預かってくれたお手紙、あとで落ち着いたら読ませていただきましょう」
マリアさんワンマンライブ、大成功~\(*^▽^*)/
おわり。
…………………………
この妄想は昨年12月に開催されたアコースティック音楽会「クリスマス会」から走り出したものですが、「クリスマス会」公演の内容とはいっさい関係ありません。セトリも自分の好きなマリアさんソングを中心に並べた妄想です。ドールマリアさんのお洋服は当時の麗さんが着ていたお衣装っぽいものを目指して作りましたが…………。
内容は関係ありませんが、こんな夢(妄想)を見るぐらいに令和のマリアさんみたいで、心のサクラが満開でした。
sakuma1903ria-dialy.hatenablog.com
スタアは本当にいろいろな夢を見せてくれるんですね……(T▽T)
ピンクの金魚は一昨年、アートアクアリウムに行ったときに買ってきたお土産ものです。この妄想での性格や喋り方はアートアクアリウムが打ち出しているものではありませんので、ピンクの金魚は「ここではとあるマリアさんファンの代理なんだな……」というぐらいに思っていただければと思います……。
↓アートアクアリウムの公式ホームページはこちらです。
とてもきれいなので、皆様もぜひ……。
去年は真夏のフェスも「クリスマス会」もとても感動したので、また制作のあれこれを書きつつ振り返ってみたいな……なんて思っております。